波力発電装置(GPI)の特徴
今なぜ波力発電?
- 24時間、365日、安定した電力供給が可能となり投資リスクが低減
- 単位出力当たりの占有面積が小さい
- 土地取得が不要となり、設置コスト低減に寄与
- 浮遊型(半潜水型)なのでソーラーや風力に比べて景観上の問題が少ない
- 周辺自然環境への影響が少ない
- メンテナンスの軽減、長寿命化により長期に渡り低運転コスト、低発電コストを実現
波力電力イメージ
主な特長
- 耐海水グレードのコンクリート、スチール、アルミニウムでできた直径10〜120m(標準:32m) のセミフローティングプラットフォーム
- 大型ジャイロとウォーターバラストで自動安定化を実現
- 強力な操船用スラスタ(GPS 機能付き)を装備し、自動で 設置位置を維持。環境への負荷を考慮し、海底へのアン カー留めなしで位置制御が可能
- 陸地、船上等からの遠隔制御、あるいはGPIプラットフォーム上からの制御が可能
- 航行する船舶に要求されるものと同レベル以上の高度な安全装置を搭載
- 淡水化ユニットを効率的に活用して飲料水の供給も可能
- ヘリポートおよびロッジング施設を完備可能
メンテナンスにおける優位性
- GPIは海水耐性コンクリートで作られ、数十年以上の寿命を持つ
- 波力により上下するフロートは常に動いているので、防汚ペイント処理等が不要
- ラックバーはGPIにより淡水化された水で常に洗浄され、スムーズな動きを確保
- ジェネレーターは自動注油されるので、稼働後20年は安定して発電可能
- 各ユニットに取り付けられたリモートカメラにより、その動作状況がリモートで監視可能となり、常駐管理者は不要
定期点検、交換
- ジャイロに取り付けられているソリッドラバーを2年ごとに交換
- 淡水化装置に取り付けられているフィルタを仕様に従って交換
Green Power Island
RPM増幅メカニズム(日本国内特許取得済み)
安全性
GPIではバラストタンクが海水でフル状態となっても、常に一定方向へのプッシュ力が発生するように設計されています。
全重量の95%が最下部に配分される低重心設計により転覆等の発生を防ぎ、また、津波や台風を含め、海上が大荒れ状態の中、フロートが最上部に移動した際にも回転する大型ジャイロと低重心バラストにより安定性と浮力を確保できる設計となっています。
必要であればバーチャルブリッジ(遠隔操作)から指示を送りGPIを自走させ、最寄りの安全な港湾等に避難させることも可能です。
2017/5/16 神戸港にて実証実験に成功
事業性
採算性
発電コスト比較
※発電コストの内訳は、資本費、運転維持費、燃料費、CO2対策費、事故リスク対応費、制作経費などです。
(出典:資源エネルギー庁長期エネルギー需給の見通し小委員会に対する発電コストなどの検証に関する報告)